このページをご覧なられた方はきっと本気で投資と向きあおうとしている方だと思います。
株やFXを本格的に始めるためにトレード環境の構築の仕方についてガッツリ説明します。
念のため最初に書いておきますが、トレード環境に依存しない確固たる優位性のある投資手法を持っているのであれば投資環境にこだわる必要はあまりないかもしれません。
人間は弱いもので、損失を出すと手法（自分）ではなく「投資環境に問題があるんだ！」と思いたくなってしまいます。
良い手法を持っているならば、なんならスマホ１台だけでも十分かもしれません。
とはいえ、トレード環境に依存するリスクがあるとするならばそれはできるだけ抑えておいた方が良いのは間違いありません。
タイトルを「利益を最大化する」ではなく「リスクを最小化する」にしたのもこのためです。
この点について長くはなりますが、きっとあなたのトレード環境構築に役立つと思いますので是非参考にしてください。
基本的に裁量トレードを前提としています。
もくじ（見出しのまとめ）
マルチモニターを構築する
やはり一気に多くの銘柄を見るのであれば画面は多いほうが良いのは確かです。
これについては次の段で紹介するページをご覧ください。
スペックの高いPCを用意する
マルチモニターにし、さらに複数の売買ツールを起動するのにはそれなりのスペックが必要です。
PCのスペックについてはあまり詳しくない人も多いかもしれません。
詳しい人はBTOで構築すればよいですが、「よくわからん！」という人はゲーミングPCを買うと良いでしょう。
ゲーミングPCとは高速通信が求められるネットゲームに対応したPCです。
これを買っておけば少なくともPCのスペックで不利になることはないと思います。
ハイスペックなグラボもデフォルトで搭載しているものがほとんどなのでマルチモニターも問題ないでしょう
これについては以下のページで説明しています。
ネット回線自体の見直し
回線事業者は多くの人がフレッツ光やAU光だと思います。
集合住宅だとそもそも選択できない場合がありますが、選択できるのであれば現在最速なのはＮＵＲＯ光
です。
世界最速を謳っています。
私は使ったことがないので使用感についてはわかりません。
基本的にはPINGは回線速度にもある程度依存するため、一考の価値はあります。
これについては次の段で紹介するページをご覧ください。
プロバイダを複数契約する
これについても見落としがちですが、プロバイダは意外と障害が多いので複数契約しておいた方が安全です。
というか基本ですね。
月額500～5000円程度なので是非リスクヘッジしておくべきです。
プロバイダによっては瞬断が多いものやメンテンナンスによって通信そのものが停止してしまうこともあります。
また、通信そのものの速度が遅い場合にはやはり不利になってしまいます。
以下のページで詳しく解説しています。
株fx投資家が回線・プロバイダ環境にこだわるためのヒント
売買注文を出すPCを別にする
普段ブラウジングしているPCと売買をするPCは別にした方がよいです。
というのは、知らず知らずのうちにウイルスが入ってしまったり、無料ソフトなどをインストールして不具合が生じてしまうリスクがあるからです。
売買注文を出すスマホを別にする
詳しい人にとっては当たり前かもしれません。
スマホはセキュリティ面がまだまだ不十分であり、特に無料アプリなどをインストールしてる場合は情報を盗まれかねません。
今は格安スマホが売ってるので、もし非常時にスマホによる売買を検討しているのであれば専用のスマホを用意しておきましょう。
もちろんアプリは売買に使うもの以外は入れないように。
高速通信付きの格安SIMを入れておけば維持費もほとんどかかりません。
格安SIMや格安スマホについてはかなり種類があるため、個人的にコスパ最強だと思う以下を紹介しておきます。
高速通信も月額費も満足できます。
格安SIMや格安スマホの解説についてはカテゴリは異なりますが以下のページでガッツリ書きました。
格安SIMで節約する時の注意点と賢い人の選び方
Wi-Fiで売買しない
最近はWi-Fiも高速通信になってきましたが、Pingの値があまりよくありません。
どうしても無線接続は有線接続に劣ります。
もし出先でどうしても売買しなければならない時も公衆無線LANは使うべきではありません。
詳しい人ならそのリスクはわかると思いますが、よくわからない人は情報の覗き見や乗っ取りをされるリスクがあると考えてください。
また、自宅でWi-Fiを使う場合には干渉に気をつけてください。
特に集合住宅は隣の部屋のWi-Fiや電子レンジと干渉を起こして遅くなっている場合が多いです。
Wi-Fiの電波を視覚化するアプリを紹介します。
Android
Wi-Fiアナライザー
Wi-Fiの周波数にはいくつかのチャンネルがあり、ほとんどのルーターでチャンネルを設定することができます。
また、大きく分けてWi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯があります。（それぞれにチャンネルが複数ある）
今出回っている多くのルーターが2.4GHz帯を使用しているため、5GHz帯のWi-Fiを使うだけで電波の干渉が起こりにくくなります。
ルーターを選ぶときは「11n」という規格を選ぶと最新の規格で、5GHz帯のWi-Fiが使えます。
11nはデータ転送速度もそれ以前のモノに比べて段違いに早いので古い無線LANルーターを使っている人は買い換えるだけで大きく改善する可能性があります。
（ルーターがボトルネックになっていた場合に限る）
例えば以下のようなルーターです。
BUFFALO 11n/g/b 無線LAN親機(Wi-Fiルーター) エアステーション Qrsetup Giga Dr.Wi-Fi 300Mbps WSR-300HP/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] (利用推奨環境1人・ワンルーム)
上の画像に戻りますが、上の画像で言うと、青が8ちゃんねる、赤が13ちゃんねるです。
ボカシているのはSSIDです。
青と赤はどちらも私のルーターです。
それぞれのルーターでチャンネルが被らないように設定しています。
このアプリで自分の部屋の壁に沿ってゆっくりと歩いてみてください。
集合住宅であれば多くの電波を拾うと思います。
また、画像左上の「2.4G」が2.4GHz帯という意味です。
ここをクリックすると「5G」に変わります。
多くの人がこの5GHz帯の方には電波が表示されていないのではないでしょうか？
表示されていなければ、上で紹介した「11n」のルーターで5GHz帯のWi-Fiを使えば電波の干渉は避けられると思います。
無線マウス・キーボードを使わない
無線は確かに便利です。
しかし、電池切れや通信障害が起こる可能性があることを忘れてはいけません。
隣の部屋で電子レンジやIHなどを使っていたらすぐ電波干渉を起こします。
詳しい人はWi-Fi共々周波数を調整しましょう。
よくわからない人は有線接続のマウスやキーボードを使いましょう
また、無線マウスやキーボードは乗っ取られ遠隔操作ができることがわかっています。
リスクの塊です。
UPSを用意する
万が一自分の地域が停電になったとき、PCの無停電電源装置を用意しておけばとりあえず安心できます。
ネットが生きていれば余程のチャンスでもない限りはポジションを解消し、電源の復旧までおとなしく待ちましょう。
証券会社のパスワードは全て別々にしておく
乗っ取り防止です。
まぁこれは皆やっていると思います。
また、証券口座を一つしか持っていないこともリスクです。
電話注文の番号をメモっておく
これも万が一に備えてやっておきましょう。
電話注文は使ったことのない人も多いはずですが、ほとんどの証券会社でまだ受け付けています。
３．１１のように何が起こるかわからないので・・・
情報収集を最適化する
自分のトレードスタイル・トレード環境に合わせて取得すべき情報を明確化・最適化しておくとよいでしょう。
初心者向けには以下のページで紹介しています。
重要書類・データは（貸し）金庫へ
これも見落としがちですが、重要な書類やデータは金庫や貸し金庫に保存するようにしましょう。
常時自宅にでもいない限りは空き巣のリスクはどうしても排除できません。
私の場合、全てのドア・窓は二重のロックでさらに金庫に保管しています。
また、めったに使うことのないものは貸し金庫に保管しています。
快適な椅子を用意する
トレードは基本座りっぱなしです。
私は背中を痛めました。
快適な椅子を使うことは集中力の維持などに貢献してくれるはずです。
現在は画像の椅子を使用しています。
人間工学に基づいているそうです。
最初座った時は感動しました。
椅子にはお金を掛ける価値がありますよ。
私は自宅内もタイルカーペットを敷き詰めています。
床をグリーンに統一したかったからです。
部屋によっては壁紙も薄いグリーンにしてます。
これは色が人間に与える心理効果を狙ってます。
（グリーンならリラックス効果、ブルーなら冷静・鎮静効果など）
正直なところこういった効果について私は懐疑的な立場です。
が、「もし無意識に影響を受けるのだとしたら」として自分を被験体に実験をしています。
たぶんプラシーボ的に効いてると思います（思いたい）
（別に売買でイラッと来てモニターを殴り割ったから実験してる訳ではありませんよ。）
健康管理に最善を尽くす
当然のことですが、心身共に健康でいることは何よりもリスクヘッジです。
正常な判断能力がない状態ではトレードはしてはいけません。
睡眠を管理する
これは非常に大切なことです。
脳と体の疲れを十分に取ることは何に対しても重要なことです。
私自身かなりの不眠症なのでコダワリまくってます。
ここでは詳しい解説は割愛し、結論だけ書きます。
（詳しく知りたい人は寝室の環境を変えて，良質の睡眠を手に入れる！が参考になると思います）
室温を25℃前後
湿度を55％前後
明るさを0.3ルクス以下
音は40デシベル以下
にすると良いです。
実際に私の場合は室温20℃＋、湿度50％程度、明るさ0.3ルクス・音20～30デシベル程度が心地よいです。（眠りが深くなり短時間でも疲れが取れ、睡眠効率が良くなる）
温湿度計
私は以下のものを使っています。
タニタ デジタル温湿度計 置き掛け両用タイプ/マグネット付 ホワイト TT-550-WH
ちなみに私は全ての部屋に1つずつ置いています。（管理や実験のため）
また、PCにとっても温度や湿度をチェックして管理しておくと寿命が長持ちするかもしれません。
明るさと音
スマホアプリで簡単に計測することができます。
Android
明るさ計測アプリ
目安もでるのでわかりやすく使えますよ。
上の画像では3.0ルクスが計測した明るさです。
Android
音を計測するアプリ
これはメーターで表示されます。
いろんな物の音を測るのも童心に戻れて楽しめますよ。
睡眠に関するその他の事項
まずは、サーカディアンリズムを整えることが何よりも重要だと思います（自戒）。
サーカディアンリズムについては上で紹介したサイトに詳しく載っています。
体を動かす
毎日座りっぱなしじゃダメですよ！
軽い運動はやっておきましょう。
有酸素運動
有酸素運動であれば心拍120弱を維持できる運動強度（METS）が良いでしょう。
かる～くジョギングする程度で良いです。
私はこういうアイテムが好きなので興味がある人は是非使ってみてください。
スマホとBluetoothで同期して管理することができます。
トレード中も計ってみるとおもしろいですよ。
あとオススメなのが水泳です。
有酸素運動で最も時間効率がいいです。
ジョギング1時間するくらいなら水泳15分くらいでいいんじゃないかな。
ジムに行かなくても自治体で格安で利用できるプールがあると思うので、住んでいる地域の自治体のHPなどで探してみてください。
無酸素運動
無酸素運動も適度に入れると良いです。
特に男性の場合は男性ホルモンや成長ホルモンを分泌させる良い手段なので翌日気合を入れたトレードをしたい場合などには前日にやっておきましょう。
私の場合はホームジムなどを買って自宅に置いていた時もありました。
↓こんなヤツ
ただ、結局各筋肉ごとに鍛えるのが面倒くさくてすぐに売り払いました。
また、ジムに行ったりもたまにしますが、行くのが面倒臭いのですよこれが。
で結局たどり着いたのがコレ。
これね。なめちゃいけませんよ。
腹筋だけかと思いきや、最初はほぼ全身筋肉痛になると思います。
しかもなにが良いかってコンパクトかつ時間がかからない。
騙されたと思って（騙してないけど）、10回膝をつかずにやってみてください。
（無理な人は膝をついてやりましょう）
おおよそ1分ほどで終わるのに、効果はバツグンです。
時間効率がいいので私は今は腹筋ローラーラブですね。
あと、もうひとつオススメなのがコレ
PURE RISE(ピュアライズ) ぶら下がり 健康器 背筋伸ばし 懸垂 腕立 筋トレ 物干しフック付 ホワイト
懸垂も時間効率がいい筋トレなので今はコレと腹筋ローラーメインです。
部屋干しにも使ってますけどね。
懸垂マシンを選ぶポイントは手を握る所が斜めになっているかです。
そうなっていないと背筋に効かせにくいのですよね。
本当はもっと書きたいですが趣旨が逸れてしまうので運動と筋肉の話はこのくらいにします。
ただ冷静な判断力のために心身の健康は非常に大事なことなので是非取り入れてみてください。
食事をしっかりとる
これも自分に対する戒めとして書いておきます。
良い食事が良い心身を作り、それがより高い思考力や判断能力に繋がります。
私の場合何かに集中してしまうとチョコと水分だけで生活してしまい、全然食事を取らなくなって気付いたら激ヤセしてるので治したいところです。
大事なのはバランスと腹八分目ですね。
料理に関しては人生でほぼしたことがないのであまり書けません。
ただ食事を取るタイミングであれば少しは書けます。
まず、寝る直前は避けましょう。
胃の消化活動に血液が集中してしまい、眠りが浅くなってしまいます。
また、朝も消化が良い物と、脳への栄養であるブドウ糖を積極的に取りましょう。
まぁ白米などの炭水化物を食べておけば大丈夫でしょう。
あとは昼食を食べ過ぎないこと。
後場に影響します。
それと、コーヒーの飲み過ぎに注意しましょう。
私の場合、朝起きて最初にするのが美味しいコーヒーを淹れることです。
最近のマイブームはこれです。
成城石井 フレンチロースト 450g
これを鬼のように飲んでしまいカフェインの副作用にやられています。
飲み過ぎには気をつけてください。
東京に引っ越す
どういうことかというと、どれだけ高速通信を用意してもサーバーまでの物理的距離はどうしようもないということです。
基本的に主要なサーバーは東京にあるため、トレードにおいても東京に住んでいた方が若干は有利かもしれません。
例えば、東京に住むAと沖縄に住むBが住む所以外まったく同じネット環境、証券会社、注文内容等で、まったく同時に注文を出したとしたら、Aの注文の方が早く届くであろうということです。
東京住まいじゃなくても成功している投資家はいくらでもいますので、まぁここまでこだわる必要はないかもしれませんが、一応書いておきました。
まとめ
最後の方でだいぶ話がそれてしまいましたが、リスクを最小化する最も本質的な方法のひとつは自分が健康であることに異論はないと思います。
あまり投資家がこういった情報を提供しているサイトを見たことがないのでこれはこれでアリかなと自分に言い聞かせています。
記事を書きながら思いついたのはこのくらいです。
後で随時追加していくかもしれません。
その他こんなのもオススメだよーというのがあればコメントお願い致します。