格安SIMを使うことを考えている人にとって最安値は気なるところだと思います。
そこでこのページでは音声通話付き格安SIMの最安値を紹介すると共に、そのメリット・デメリットを記述します。
もくじ(見出しのまとめ)
音声通話付き格安SIM最安値
結論から言うと@モバイルくんという格安SIMサービスが現在最安値です。
月額800円で音声通話付きの格安SIMが持てます。
また、「@モバイルくん」内のポイント制度をうまく使えば月額税込み700円台での運用も可能です。
しかし、「@モバイルくん」
あまり聞き慣れないと思います。
聞き慣れない理由の一つは
この会社が宣伝広告費にお金を掛けていないから
です。
その他の格安SIMはテレビCMであったり、ネット広告であったりと広告費を掛けていますが、この「@モバイルくん」はそういった費用を抑えて最安値を実現しています。
また、よくある格安SIM比較サイトでも記載されていないことが多いのも同じ理由です。
現在、このページで紹介している@モバイルくんの800円音声プランへの新規加入は終了しました。
現在加入できるプランは、さほど安くもなく、特別オススメという訳ではありません。
現在であればmineoの方がオススメです。
月額800円以下の格安SIMは今後出てくる?
格安SIMは大手のキャリア(Docomoなど)の回線を安く借りてお客さんに格安SIMサービス提供しています。
カンタンに言えば、大手キャリアが回線を卸している問屋さんな訳です。
この卸値が下がらない限り、格安SIMの価格は下がりません。
この卸値ですが、年々下がっては来ています。
今現在は月額1486円で最大割引率55%が卸値なので、格安SIM運営者にとっては月額669円(1486✕45%)が仕入原価になります。
ここから考えると、669円✕消費税8%=722円ですから、これ以上安い価格で音声通話付き格安SIMが出る可能性は非常に低いということがわかります。
というか「@モバイルくん」はギリギリの価格設定だということがわかりますね。
販管費等のその他の費用を入れると利益がでてるのか心配になります。
この卸値が下がらない限り、これ以上安いSIMは出づらいと思います。
(もちろん他の収益化のアイデアがあれば出てくるかもしれないけど)
@モバイルくんのデメリット
「安かろう悪かろうなんでしょ?」と思われる人も多いでしょう。
回線品質自体は上で説明した通りDocomo品質なので問題ありません。
最大のメリットは音声通話SIM維持費が激安な点です。
また、高速通信容量の翌月繰越もあります。
いくつかの電話番号を維持したい人にとっては、かなり有用性の高いSIMです。
実際、私も@モバイルくんの音声通話SIMは受電専用に2枚ほど持っています。
高速通信は500MBから
契約したままだと1GBまで高速通信が付くのですが、これは契約後マイページから変更することができます。
最安値で運用したい場合は500MBに設定しましょう。
アプリの通信設定などをいじれば500MBでも十分な人も多いと思います。
コレについては以下のページも参考になるかもしれません。
http://kasegunet.jp/how-to-choose-better-sim/
高速と低速の使い分けができない
デメリットの一つです。
高速通信と低速通信の切り替えができないので、自動的に高速通信を使いきってから低速に切り替わります。
ニュースアプリのニュース更新やラジコなど、低速通信で事足りる通信にも高速通信容量を使ってしまう点はデメリットです。
または、低速通信しか使わない(低速通信を使いまくる)ユーザー層を弾きたいのかな。
(もしくは、高速通信容量への課金が狙いか…?)
低速通信が遅い
他の格安SIM同様、低速通信速度は一応200kbpsとなっています。
しかし、LTE端末で使っている場合には200kbpsも出ません。
3G端末で使っていると200kbps出るようです。
3G スマホ
通信方式の違いで低速通信速度に差がでるのは予め知っておいたほうがよいと思います。
このSIMのために3G端末をわざわざ買うべきかは微妙なところ(安いけど)ですが、昔使っていた3G端末などがある場合にはそれを使用すれば良いと思います。
実際使ってみてこのSIM固有のデメリットに感じたのは以上の点くらいです。
通信容量の節約の仕方や、オススメのブラウザなどは上で紹介した当サイトのページに記載しています。
どんな使い方にオススメのSIMか
ちらっと書きましたが、電話番号を維持したい人にオススメです。
用途別に電話番号を使い分けている人や、受電専用でとりあえず電話番号を持っておきたい人ならかなり維持費を抑えられます。
このSIMをメインで使いたい場合には以下のような条件下であれば不快感なく使うことができると思います。
- 家ではWi-Fiを使う環境がある
自宅でネット回線を契約しているのであれば、ルーターを買えばWi-Fiが使えます。
家ではWi-Fiで通信するのであれば、どんなSIMだろうと問題ありません。
アプリの更新などもWi-Fiで行えば良いです。
Wi-Fiルーター - 出先ではニュースを読むくらい
出先でニュースサイトなどのテキストサイトをメインで見る程度しかスマホを使わないのであれば月に500MBの高速通信で十分に足りると思います。
逆に、出先でも動画再生やゲームなどをしまくる人には向きません。
こんなところでしょうか。
正直なところ「初めて格安SIMを使います」という人にはあまりオススメではないかもしれません。
というのは、
「このくらいの通信速度表記で体感的にこのくらいの速さなのか」
「このくらいの通信容量でこのくらい使えるのか」
といった点が分かっていないと契約してから不便さを感じてしまうかもしれないからです。
初めて格安SIMを使う人にオススメできるのはmineoです。
私自身、投資先を選ぶのに格安SIMは5,6枚契約しているのですが、初心者に進めるならマイネオです。
「@モバイルくん」は、SIMの用途が明確であり、ある程度通信速度や通信容量に知識があるのであればオススメできます。
その他格安SIMを使う上での注意点や各種アプリの設定の基本的な部分、通話料の抑え方などについては上で紹介したページに書いてあるので参考にしてください。