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「逆張り」BNF氏の書き込みから読み取る手法

今回は逆張りについて見ていきましょう。

BNF氏の書き込みにより一気にネットで広まった逆張り手法ですが、現在も有効なのでしょうか?

まずは、書き込みから見てみます。

B・N・F ◆mKx8G6UMYQ [] 投稿日:04/03/06(土) 02:49 ID:kyul+4/n

私が180万から1億にする過程ではすごい下げ相場でしたが現物のみの短期の逆張りで簡単に儲かりました。

というのは私は逆張りが好きで株は逆張りが有利だと思っているからです。

その理由は例えば短期筋が順張りする場合(この話の短期は一泊二日長くて二泊三日の短期です)

その株が動意づく前に買ってた人を1とすると、その株を常に監視して上がり出す雰囲気を感じてまだ大して上がってない時に、勇気出して買う人を2としてその後、完全に上がり出したのを確認してその株が次の日も、上がると思って買う人を3 その日の高値で買う人を4とすると、大体そういう動意づいた株のその日の出来高の推移を見ると3~4の間での出来高が多い気がします。

そして次の日買い気配で始まればその寄りで買う人を5寄った後に更にそれより高値で買う人を6とすると

短期のつもりで3~4の間で買った人は良くて6の人に売って利益を出すって感じですが これでは1で買った人の膨大な利益には到底及びません。

しかし、1の段階で買ってる人は長期の人でしょうから、資金効率的なリスクを負っているので短期のつもりで3~4の間で買う人の投資方法も、1の人と比べて悪いわけではないでしょう。

一泊二日の短期での順張りでは到底1の段階で、買うことは難しくコツコツ細かい利益を積み重ねる感じになる気がします。

細かい利益と言っても1%~6%ぐらいはいける気がしますが。

一方、一泊二日の短期の逆張りに目をやると過去の25日移動平均線から何パーセント乖離したところで株は反発するのか?

相場の雰囲気がいいから乖離が浅めでも反発するんじゃないか?

相場の雰囲気が悪いから今回の乖離は相当きついところまでいくんじゃないか?出来高はどうか?

ボリンジャーバンド的にはどうか?などを考慮して底を見極め買うことができれば一泊二日の短期なのに短期売買での順張りでは買うことの難しい動意づく前の水準である1の段階と同等の水準で買うことができるのです。

底打ったかな~?ぐらいで買う人は、短期の順張りで言えば2の人ぐらいで完全に底打ってから買う人は短期の順張りでは3~4の人に相当すると思います。

私は一泊二日の短期なのに短期の順張りでの1の水準で買えるおいしい相場が下げ相場だと思っているので下げ相場でも上げ相場でも現物だけでもいいかなぁって感じです。

落ちてるナイフは危険じゃんという意見もあるでしょうが、前の日までのマイナス乖離のきつい株が当日もそれなりのマイナスである場面で、自分のテクニカルの判断で反発すると思ってる株を買ってもその日、そこから更に下落するのは余地は少なくなり、上がりそうもなければさっさと損切ればいいわけです。

私の感覚ではただでも乖離のきつい株がダウやナスの下げなどで朝から結構売られてれば、そこで買っても損切り早ければそんなにリスクを感じません。

むしろ短期の順張りでの1の水準で買えるかもとわくわくします

こんな感じで180万から1億までは逆張りで儲けた比率がかなり高いです

そこからは去年の上げ相場でアホになって順張りして儲けた感じですね。

ってもそれまで逆張りで儲けてきたのでかなりビビリ捲くりの順張りでしたから利益率はそれほどよくないです。

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株は逆張りが有利?

日本人は逆張りが好きと言われています。

BNF氏も2004年当時「逆張りが有利」と書き込まれています。

その説明として、「逆張りなら株価が動意づく初期段階でポジションを持てるから」と書かれています。

ポジションを持つタイミングを分けて説明されているので分かりやすいと思いますが、書き込みを整理してみましょう。

※短期売買が前提になっている

  • 株が動意づく前に買った人
    株価が動き出す前に仕込んでいる人を「1」としています
  • 上がりそうな雰囲気を察して買った人
    まだ大きく値上がりし始める前に買った人を「2」としています
  • 上がりだしたのを確認して更なる値上がりを期待して買う人
    実際に値上がりし始めた後、翌日も値上がりすると考えて買う人を「3」としています
  • 上がりだした日の高値で買う人
    これを「4」としています
  • 次の日に買い気配があるので便乗する人
    翌日も寄りが強かったのでその寄りで買う人を「5」
  • 寄った後に寄りよりも高値で買う人
    これを「6」としています

順張りの場合

「1」で買っている人は長期投資家→資金効率が悪い

「2」で買っている人は上級者

「3」「4」で買っている人は「6」に売る→利益額が少ない(1~6%は稼げる)

こんな感じでしょうか?

「資金効率的なリスク」というのは、長期で株を保有している「1」の人はその保有している間、その株に投資した資金を他に回せないことを指していると思います。

逆張りの場合

「1」の水準で買うことが可能

と説明されています。

この時に

  • 過去の乖離率からの反発水準
  • 相場の雰囲気の良し悪し(地合)
  • ボリンジャーバンド

などを考慮すると書かれています。

また、短期順張りでは底で買うのは難しいですが、逆張りなら底で買うのが可能であるということですね。

さらに「既にマイナス乖離が激しい株」かつ「当日もある程度値下がり」ならば相対的にリスクが小さいということですね。

わくわくしてる!?

BNF氏の書き込みで特徴的な部分があります。

下げ局面で多くの人がアタフタ悲観している中、BNF氏はワクワクしているのです。

そしてその高揚感には自分なりの根拠があってのものです。

ここは結構大事だと思います。

「悲観で買って、楽観で売る」なんて言いますが、その通りにされていたんですね。

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元手100万から10億稼ぐには?

BNF氏は180万から1億まで逆張りで稼いだ比率が高いと言っていますね。

ちなみに元手100万円で毎日1%の利益が出せれば、複利でおおよそ3年後に10億円になる計算です。

相場はおおよそ年200日程度なので、600日間一日1%の利益を出せばOKです。

地合に合わせた柔軟性

ここも大事なポイントです。

BNF氏の書き込みからもわかるように、逆張りだけに固執せず、手法を限定することなく相場に合わせて柔軟に対応していることが見て取れます。

「手法を自分で限定してしまう」のは初心者にありがちなミスだと思います。

今回はこのくらいで。

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