今回もBNF氏の過去の書き込みを見ていきます。
812 名前:B・N・F ◆mKx8G6UMYQ [sage] 投稿日:04/10/03(日) 16:40:18 ID:IdmbGKeE
>>774
短期の逆張りで重要なのは乖離率だと思います。
乖離率がきつければきついほど反発しやすくなるのは当然ですが、その時の地合によって買うべき乖離率の水準はだいぶ違ってきます。
01年や02年の相場では25日移動平均線からのマイナス乖離が最低20%
安心して買えるのは35%以上の乖離率という感じでした。
35%乖離した株を買い反発したところで売りその段階でその株の乖離率は15%前後になりしばらくするとまた30%以上の乖離率の水準まで落ちてまた反発狙いで買いの繰り返しでした。
短期の逆張り専門の人には天国のような相場だったと思います。
しかし、去年後半から今年の今現在までの相場にかけては15%も乖離したら反発しちゃうって感じでした。
というより、乖離率を見て逆張りすべき場面すら余りなかったです。新興市場などできついマイナス乖離をする場面は何回かありましたが、2年前3年前と比べると地合が良すぎて東証一部の株で30%以上乖離している株がうじゃうじゃあるような状態は、あまり記憶にありませんね。
その時の地合に合わせてどの程度の乖離率で株が反発するのかを自分の相場観にしたがって判断していけばいいと思います。
逆張りの乖離率の判断について書かれています。
最後の「地合に合わせて乖離率を判断すべき」というのは非常に大事な点だと思います。
初心者が陥りがちなのは、どのような地合であっても全く同じ判断基準を使ったり、全く同じ手法で利益を挙げようとすることです。
例えばこの書き込みには具体的な○%とという記述がありますが、それはそのまま使うことはできません。
当時と現在では地合が異なるからです。
さて、他の書き込みももう少し見ていきましょう。
チャート分析と監視銘柄
819 名前:B・N・F ◆mKx8G6UMYQ [sage] 投稿日:04/10/03(日) 17:20:27 ID:IdmbGKeE
チャートは極力単純な方がいいと思います。
結局、株は上がるか下がるかだけの話なので複雑にチャート分析しても単純にチャート分析しても上がるか下がるかの予想が付けばそれでいいのです。
むしろ複雑にチャート分析をしすぎてこっちの指標的には買いだけどこっちの指標的には微妙なんだよなぁという状態になり買い場を逃すようなことになっては本末転倒だと思います。
それなら単純なチャート分析の単純な買いパターンに入っている株を探すのに集中した方がいいと思います。
株で重要な要素の一つは銘柄の視野の広さだと思います。
結局、複雑にチャート分析しても単純にチャート分析しても銘柄の視野が狭ければ有効利用はできないからです。
まったく同じ実力のAさんとBさんがいたとして
Aさんには10銘柄しか取引可能な銘柄がなくて、
Bさんには100銘柄取引可能な銘柄があるとしたら、
おそらくBさんの方が1年後資産を増やしているのではないでしょうか?
チャート分析上、上がるか下がるかのパターンは意外と単純でその単純なパターンに入っている株をいかに多く見つけられるかが重要だと思います。
要点をまとめます。
重要なのは
「チャート分析に固執しないこと」
「監視銘柄を増やすこと」
ですね。
初心者が陥りがちなのは、1つの銘柄の株価を様々なテクニカルチャートで熱心に分析しだすことです。
BNF氏はもっとシンプルで良いと考えていたようです。
実際、1つの銘柄を熱心に分析するよりも、買いパターンに入っている多くの銘柄を監視した方が効率がよいでしょう。
各銘柄は様々な事情によって動意づいてくるので、監視銘柄の中から動意づきそうな銘柄にだけ買いを入れておけばいい。
とにかく上がる可能性のあるパターンの銘柄を多く捉え、監視銘柄を増やすことを優先しているように読めます。
監視銘柄も最初のうちはあまり増やせないかもしれません。
これは慣れです。
慣れれば誰でも監視銘柄を増やしていくことができます。
今回はこのくらいにしておきます。