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【高値で早期売却】不動産をオークションで売却する方法

一般的に不動産を売却する場合、仲介業者に査定を依頼して買主が現れれば売却できます。

この時の物件の査定額から買主の値切りによって下がることはあっても上がることはまずないでしょう。

しかし、不動産をオークションによって売却すれば、最低売却額を確保しつつ、入札競争による値上がりを期待でき、早期に物件を売却することが可能です。

不動産のプチバブルも終焉を迎えそうどころか今後ガツンと値下がりしそうな気配すらありますから、特に早期売却をしたい人にはオススメできます。

最近では相続による不動産の売却も増えてきており、早期売却に対する需要もありそうですね。
(特に相続税支払の原資のために売却する場合は実質的に売却に期限があるようなものですね)

さらに下で説明する不動産オークションサイトは一般的に不動産を売却する時に発生する売主の仲介手数料が無料になります。

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「さてオク」という不動産買取オークション

下で詳しく説明していきますが、「説明はいいから早く売りたい!」という人もいると思うので先にオークションサイトを載せておきます。

サイトレイアウトは最近よくありがちな感じですね。

この「さてオク」では、一般的な不動産の売却と異なり、複数の不動産買取業者からの査定&入札を受けることができます。

sateoku
一般的な不動産売却時の査定の場合、相場価格を元にした、客観的な価格によって査定されます。

その査定額は仲介業者のネットワークで共有され、よく見る不動産サイトや広告チラシになっていきます。

買主が現れないような物件であれば、ずーっと売れないままですね。

また、購入希望者の内見がある度にオーナーへ各仲介業者から連絡が入る場合があるなど結構面倒くさいと感じる人も多いでしょう。

一方で、「さてオク」のオークション形式ではどうでしょうか?
sateoku-system

「さてオク」の場合、仲介業者ではなく買取業者が直接査定します。

このため、不動産売却で一般的に必要となる仲介業者を介さなくて済み、売主側の手続きは楽になります。

実際、サイトを見てみればわかりますが、売主は物件の住所などを入力するだけでほとんど完了します。

それだけではなく、仲介業者を介さないので仲介手数料が掛かりません。

一般的な仲介業者を利用した場合
土地を3,000万円で売却
仲介手数料:30,000,000×3.24%+64,800=1,036,800円
仲介手数料:売買価格(税抜き)×3.24%+64,800円

「さてオク」ではこの1036800円が掛かりません。

これは売主としては嬉しいですね。

さらに言うと、一般的な査定と異なり、買取業者が直接査定することから相場より高値で売れる場合もあります。

不動産の買取業者の中にはいわば不動産を転がしている業者もいますよね?

そういった業者は都市計画だとか再開発だとかの言わばインサイダー情報を入手している場合も多く、そういった情報に基いて買い付けを行う場合もあり、普通に売却するよりも高値になる可能性は大いにあり得ます。

不動産売買には株取引のようなインサイダー取引規制はありません。やり放題です。

「さてオク」のオークションの仕組み

画像を見ていただいた方が理解しやすいと思います。

今後不動産相場が下落していくのであればできるだけ早く処分しておかないと損失がどんどん膨らんでいきます。
sateoku-system2

  1. 「さておく」で物件情報を入力し査定開始
  2. 買取査定業者を自分で3社選択
  3. 自分で選ばないことも可能ですが、自分でも選んだ方が良いと思います。

    私なら選べる査定業者が知らない会社なら資本金の額を基準に大きい順に3社選びます。

  4. 「さてオク」側も3社選択
  5. これは「さてオク」側の話なので、売主は関係ないですね。

  6. 最高値の査定業者の価格を最低入札額としてオークションを開始
  7. 査定時の最高額を最低入札価格に設定してオークションが始まります。

    つまりそれよりも下がることはないということです。

    良い物件なら値上がりも期待できますね。

    また、オークションは開催せず、最高査定額のまま売却することも可能です。

    早期に売却したい人はオークションをしないのも選択肢の1つです。

  8. さらにオークションの最高値で売却
  9. 急いでいるのであれば、査定をせずにいきなりオークションで売却することも可能ですが、査定はオークションでの落札額の目安になるので査定しておきましょう。

今アレが安い?タイムセールチラ見

「さてオク」公式Q&A

公式サイトのQ&Aの場所が少し分かりづらかったので転載します。

全て公式サイトの記載です。

だれが査定をするの?

買取り・保有が専門の業者です。

査定だけでも大丈夫ですか?

はい。査定だけでもご利用ください。

査定時に媒介契約は必要なの?

いいえ、必要ありません。査定依頼を受けて査定を行います。

本当に無料なの?

はい。無料です。

なんで高い査定になるの?

買いたい業者が集まって競うので、結果高い査定になります。

家に訪問するの?

訪問査定を希望された場合はさてオクの担当がお伺いし室内の確認と内部写真・動画を撮らせていただきます。訪問査定を利用された方が査定の精度が上がります。

*訪問査定時に弊社から金額の提示は行いません。

物件の資料はどうやって渡すの?

図面等の資料はメールやファクス若しくは写メでも構いません。受け渡しを希望の場合はお伺いいたします。着払いの郵送でも構いません。

物件の資料は何を用意すればよいの?

物件の図面(販売チラシやパンフレット)、登記簿謄本です。

土地や戸建ての場合、公図や測量図も必要です。

通常、不動産を購入した際の資料に入っています。

※資料が無い場合でも、訪問して図面を作成しますのでご安心ください。

すでに他社で販売をしているのですが?

大丈夫です。

※手続きをご説明しますのでお問い合わせください。

近所に知られずに査定可能ですか?

はい。可能です。査定買取り業者のみに情報開示いたしますので一般の方には分かりません。

売却をする場合、契約から決済までどのくらい期間がかかるの?

1ヶ月以内の決済も可能です。(条件によります)

家に訪問するの?

売却希望・オークションの際は、必ずお伺いしてご契約までの流れをご案内させていただき、室内の確認と内部写真・動画を撮らせていただきます。

不動産売却にはどんな経費がかかりますか?

通常ですと「仲介手数料」「抵当権抹消費用」「印紙代」などがありますが当サイトを直接ご利用の方に限り「仲介手数料」が無料でご利用いただけます。

売却代金は、いつごろ受け取れるのですか?

不動産引渡時です。売買契約締結時には手付金が支払われます。(打合せします。)

売却する際に必要な書類はありますか?

必要書類は御本人様の場合下記の書類が必要になります。

御本人確認書類(身分証明書)・実印・印鑑証明書・住民票(住所移転している場合)・権利証または、登記識別情報が必要となります。

売却して債務を整理したいのですが?

差押解除や抵当権抹消のサポートもいたしますのでご安心ください。

※ケースによっては売却できない場合も御座いますので直接お問い合わせください。通常の売却と手続きが変わる場合がありますので、ご説明いたします。

賃貸中ですが、売却できますか?

基本的に可能です。賃貸借契約書をご準備ください。

相続税を払うため売却したいのですが?

相続税を支払うために、不動産売却をすると決断したならば、納付期限がありますのでお早めにご相談ください。相続が発生して、相続人との交渉が必要な場合でも、ご連絡ください。

「さてオク」はこんな使いみちもあるかも?

一般的には相続などで早期に売却をしたい人にオススメできる「さてオク」ですが、ちょっと違う使い方も有り得そうです。

私の場合、直近の高値で保有していた居住用以外の不動産は全て売却済みなので、このような使い方ができないのが残念です。

さて、「さてオク」では買取業者が直接入札する仕組みであると述べました。

そして、不動産の買取専門業者はそれを生業にしているだけあり、ある程度の情報力を持っていると考えて良いでしょう。

もしあなたが投資用の物件や売却しようか迷っている物件があるのであれば、一般的な仲介業者数社でまず無料査定をお願いしましょう。

この査定結果の金額をAとします。

これでだいたいの売却価格の相場がわかりますね?

次に同じ物件を「さてオク」で査定をお願いしてみましょう。

この「さてオク」での査定結果の金額をBとしましょう。

 
もし、ここでAよりBの方が高かったとしたらそれは何を意味しますか?

何らかの要因によって今後その物件は価値が上がる可能性が示唆されているということですね。

Aよりも高い金額Bを付けた会社は何かの情報か策を持っているということです。
(単に販売ルートを持っているだけの場合もあるので、その判断は慎重に)

それを受けてすぐに売却するもよし、保有を続けるもよし、選択肢は広がります。

 
一方で、逆にAよりもBの方が低かったとしたら何を意味するでしょうか?

というか、おそらく通常はA>Bになるはずです。

簡単に言ってしまえば、Aは小売価格で査定し、Bは買取業者の直接査定なので卸価格で査定するはずです。

Bは言わば転売業者に売るようなものですから、最終消費者へ売る金額と同等では買取業者の利益がなくなってしまいます。
(注:物件や業者に依っては転売するだけでない業者もいると思います)

つまりここまでの話を整理すると、

A-売却時の仲介手数料≦B
→「さてオク」で売却が得・売らないという選択肢も

A-売却時の仲介手数料≧B
→普通に売却した方が得・可及的速やかに売るべき

まぁこれは金額だけの話です。

早期に売却したい人は、ほぼ確実に買主が現れるであろう「さてオク」の方がオススメです。

この売却できるまでの「時間」が条件に入ると「さてオク」が有利になるケースの方が多いかもしれません。

私見では少なくとも短・中期的には不動産価格は下がっていく一方ではないかと考えているため

もし、短・中期的に不動産価格が値下がりしていくことを前提に、この「時間」を考慮したらどうなるでしょうか?

これは値下がり率が大きければ大きいほど早期に売却した方がお得になりますね。

つまり、

A-売却時の仲介手数料-売却までかかる期間の値下がり≦B

となるケースが増えるのではないか?というお話でした。

最悪なのはまったく買い手がつかず、固定資産税ばかり掛かっていくケースです。

「さてオク」運営会社情報

新しい会社なので一応書いておきます。

設立2015年3月23日
代表者代表取締役 松山 英明
資本金888万円

不動産買取査定・オークションというビジネスモデルは特許申請済みのようです。

設立年数が若いのをどう取るかですが、設立初期であれば、高額での売却実績を作るために結構頑張ってくれることがよくあります。

例えば、
「普通に売ったら3000万円の物件が、「さてオク」なら5000万で売れました!」
という広告を作るために、実際にそういった売買が行われたりします。

代取の松山氏のプロフィールは他サイトにインタビューが載っていました。

グループ会社である常輝商事株式会社の社長も兼任している。多方面に対してコネクションを持ち、大手旅行代理店とコラボしてサービスを企画したり、大学に講師として呼ばれ不動産業界に関する講義を行なったりと、幅広い活躍を見せる。プライベートでは4人の子ども持つ父親。

また以下のような発言もあります。

マーカーは勝手に付けています。

不動産業界では「囲い込み」という行為が問題視されています。売却を依頼された不動産会社が買主・売主双方から仲介手数料をいただく「両手取引」にこだわるばかりに、情報をオープンにせず、結果的に売却がいつまでも進まない状況のことを言います。そんな業界の悪習を変えようと設立したのが株式会社KT。そして『さてオク』の出発点でした。 複数の買取会社に査定価格を出してもらい、もっとも高い査定価格からオークションをスタートさせるので、必然的に買取価格が高くなる仕組みです。また、『さてオク』では売主様からは仲介手数料をいただくことを禁止しました。「両手取引」にこだわる日本の常識を覆すことで、勝算を見込んでいます。現在は個人の売主と買取会社をつなぐ仕組ですが、今後は個人の売主・買主がネットオークションでつながる状態を作っていきたい。そして2020年までに上場し、支社やFC店舗などを増やしていきたいと考えています。

両手取引というのは買主と売主の両方から仲介手数料をもぎ取る不動産仲介業の仕組みのことです。

この両手取引の仕組みは不動産売買をしたことのある人なら一度は「イラっと」したことがあるのではないでしょうか。

最近では両手取引をしない仲介業者も出てきましたが、「さてオク」もその1つですね。

まぁ「イラっと」する最大の要因は売却価格の○%という形で手数料を取っていくからなんですけどね。

1000万の物件でも10億の物件でも必要な処理は対して変わらないのに対して、手数料は100倍になりますからね。

 
今後の展望として「売主と買主がネットオークションでつながる状態を作りたい」とのこと。

「ヤフオク」での売買のように不動産を売買できるようにするということでしょうか?

個人的には頑張ってもらいたいサービスです。

ちなみに購入だけならヤフオクの官公庁オークションがかなりお得です。

また通常のヤフオクでも不動産の売買が可能ですが、出品数も入札数も少ないのであまりオススメできません。

 
2020年までに上場を目指すとのことですが、そろそろ準備しないと間に合わないですね。

上場に資本金の額の直接的な制限はないですが、888万円のままではちょっと厳しそうです。

そもそもこのビジネスモデルで上場する必要性があるのか疑問ですが、上場して事業を多角化したい感じですかね?

ヤフオクが不動産オークションに本格的にCM打ち出したら結構厳しそうではありますが、サポートやサービスで差別化はできそうなので頑張ってもらいたいところ。

 
まぁ売買の場というプラットフォームを提供する会社なので、この会社自体の信用を推し量ろうとしてもあまり意味はないような気もします。

まとめ

不動産は我々一般消費者からすると結構ブラックボックスに感じるところも多いのではないでしょうか?

そんな中、売却方法の選択肢が少しでも増えることは決して悪いことではなく、流動性を高めてくれます。

流動性が高まれば、相対的に保有に対するリスクも小さくなってくるので、経済に対してプラスに働くでしょう。

最近は、マイナス金利政策の影響もあり、銀行が無作為にお金を貸しまくり感がありますね。

現状サブプライムローン問題の時のように証券化はされてないようですが、今後そのような展開になっていったら…

それとは別に不動産価格は天井感があります。

早めに売却しておいた方が良いかもしれません…

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