先日(と言っても結構前の話ですが)2016年のアフィリエイトにおける種々のデータが発表されました。
そのデータを見ながら、どの程度アフィリエイトで稼いでいる人達がいるのか、またどのような手法を取り入れているのか考えていきましょう。
出典は最後にまとめて記載します。
もくじ(見出しのまとめ)
アフィリエイトは実際にどの程度稼げるのか?
アフィリエイトをやっていて、また、始めるに当たってどの程度の収入を得られるのかは最大の関心事と言っても過言ではないでしょう。
いかがでしょうか?
およそ10人に1人が月収100万円以上を稼いでいることがわかります。
しかし、これをこのまま鵜呑みにすることはできません。
もう少しこのデータを詳しく見ていきましょう。
月収10万~100万円未満:16.8%
月収100万円以上:10.4%
だいぶ大雑把な分け方ですがこのようになりますね。
既にネットなんかでアフィリエイトがどのくらい稼げるのか調べたことのある方は「あれ?」と思うかもしれません。
ネット上では、月に1万円以上稼げるのは上位5%程度なんてよく言われています。
これは上記のデータと異なりますね。
どちらが正しいでしょうか?
おそらくどちらも正しいです。
上位5%しかまともに稼げないというデータに関してはおそらくASPに登録しただけの人たちも母数に含めて計算しています。
よくわからないまま、大して何もしない
「全然稼げないじゃないか!」
っていう人たちですね。
こういう人たちまで母集団に加えると上位5%しか稼げないといったデータを取ることができるでしょう。
一方で、ある程度真面目にアフィリエイトに取り組んでいる人を母集団とすれば、上の画像のようなデータになるでしょうね。
さて、ではどのくらいの期間で月収100万円を達成できているのでしょう?
アフィリエイト収入と期間はどのくらい?
いくら月に100万円以上稼げると言われても「10年以上継続しないと無理だよ」と言われては多くの人は始めないでしょう。
(それでも会社員なんかと比べれば圧倒的に効率がいいですけどね。入社10年目で月収100万を超える会社員がどのくらいいるでしょうか?)
そこでアフィリエイト経験年数(期間)と収入との関係を見てみましょう。
ご覧の通りです。
これを先程の分類でもう少し見やすくしてみましょう。
大雑把に分けてみました。
ワードでささっと作ったので端数の部分などはあまりに気にしないでください。
これを見ると特に3~4年目に何かが起こっていますね。
三年目まではどんどん収入が増えていく人が多いようです。
このデータの信頼性はよくわかりませんが、数値を相対的に評価(増減を観察)する分には有意義であると思います。
さらに月収100万円以上の人たちの推移について見てみましょう。
3~4年をピークに減少し、10年以上継続している人たちでまた回復しています。
この原因にはおそらく以下のようなことがあると思います。
- 3年くらいで飽きてしまう
- Googleの検索エンジンアルゴリズムについていけなかった人たちが減収した
- 長く継続している人はアルゴリズムと真面目に向き合い収入を回復させた
- 3年程度継続して毎月100万を得た人(計3600万)は次のビジネス展開を考えるようになる
ある程度手法が確立できても、同じことの繰り返しになると飽きてきます。
また3年目までは収入がグングン伸びている人が多い中、そこからの伸び率が低減し、モチベーションが続かないのでしょう。
Googleの検索エンジンアルゴリズムは常に進化(時には退化)しています。
この変化についていけず、特定のSEO手法(ブラックハットなど)に固執してしまった人達が減収したと考えられます。
データを解釈する時に誤解してはいけないのは「長く続けているから稼げる」とは限らないことです。
「稼げているから長く続けている」のかもしれません。
これはこのデータからはわかりません。
しかし継続して収入を得ている人は真摯にアフィリエイトやSEOと向き合っているのは間違いないでしょう。
ある程度の収益を得ると、自分の手法や投入時間から「限界」も見えていきます。
その「限界」が見えた時に、さらにアフィリエイトを追求する人もいれば、経験を活かして他のビジネスを始める人もいるでしょう。
他のビジネスへ取り組む人は結果的にアフィリエイトに割く時間が減り、減収したと考えられます。
ぱっと思いついたのはこんな感じです。
アフィリエイト収入と投入時間との関係
次に、いったいどのくらいの時間をアフィリエイトに掛けている人が多いのかについて見ていきましょう。
単純な関係性ですね。
長く時間を掛けている人ほど大きな収入を得ています。
5~10万円の所で短い時間を使っている人の割合に若干の変化が見られますが、これは30分程度の作業時間で5~10万円程度の収入を得られれば満足する層がいるからでしょう。(副業などでやっている層)
または、そのくらい稼げた段階で自分の中で「手法確立」として、同様の手法でのサイト量産段階などに入り、作業が効率化したことによって5~10よりも10~20万を稼ぐ人の方が30分程度の割合が多いのかもしれません。
特筆すべきは、月収100万円以上を達成している人の5%程度が一日に1時間程度しか時間を使っていないということです。
最終的にはこれを目指しましょう。
やるべきことは単純なこと
さて、大雑把にデータを見てきました。
ここからわかる単純で確実な方法は、稼ぎたいなら時間を使うことです。
3年程度で月収100万円程度稼いでいる人が4人に1人いるのはすごいことです。
しかし、1年目ではわずか0.5%です。
1年目は収入がない人がおよそ半分もいます。
ここで挫折する人がほとんどでしょう。
1年目は何をどうやっていいのかわからない人が多いのだと思います。
稼げるまでの期間を短縮したいのであれば、正しい方向性で努力(時間を使う)をしましょう。
努力にはベクトルが大切
どれだけ時間を掛けても、努力の方向性が間違っていては意味がありません。
東大を目指して毎日10時間勉強していても、やっていることが足し算ドリルでは合格できませんよね?
サッカー選手を目指しているのにやっていることが野球の素振り1000回では到底サッカー選手にはなれません。
とんちんかんな例ですが、アフィリエイトではこのくらいとんちんかんなことをやっている初心者はめちゃくちゃ多いです。
アフィリエイトの全体像をとらえ、何をすべきなのか、何に時間を使うべきなのかを明確にし、猪突猛進するのが最善です。
初心者は最初の投入時間を増やすべき
アフィリエイトに限らず、あたらしい概念やビジネスを始めようと考えているならば、初期の投入時間を増やしましょう。
初心者まず、全体像を理解することを優先し、何をすべきなのか見えてくるまで情報収集に時間を使いましょう。
上記のデータからもわかることですが、1年目の人ほど投入時間が圧倒的に少ないです。
半分以上の人が30分程度しか使っていません。
そして(おそらくその人達と同じ層)1年目の半分は収入が0です。
本当に単純なことです。
1年目の人達は投入する時間が少ないから収入が少ないんです。
ならば、多くの人が経験しているその1年目を飛ばしてしまいましょう。
最初は特に時間を掛けることを意識してください。
時間を掛ければ、アフィリエイトの全体像も見えてきますし、様々な情報を体系化して理解できるめでの期間も短縮できます。
初心者がよく言う「何をしたら良いのかわからない」のは、単純に投入時間が少ないからです。
時間を掛けて情報収集していれば、何をすべきなのかは自ずと見えてきますよ。
とはいっても、アフィリエイトに関しては手法が千差万別なので難しく感じる初心者も多いかもしれません。
アフィリエイトにおけるリスクヘッジ
アフィリエイトには様々な手法があります。
しかし、基本的にはサイトアフィリエイトを習得しておくことが何よりもリスクヘッジになり、初心者の学習には良いでしょう。
特定のサービス(ツイッターやフェイスブックなど)に依存したアフィリエイト手法はそれだけリスクが大きくなります。
極端な話、ツイッターアフィリエイトで月収100万を達成できても、ツイッターの利用規約が変わったり、サービスが終了したら収入は0になってしまいます。
もちろん、「稼げる内に稼いでおく」というのも戦略としてはありですが中長期的な視点に立った時、とりあえずサイトアフィリエイトを習得しておくことが望ましいでしょう。
まずは、稼げるサイトを1つ作り、それから稼げるサイトを増やしていきましょう。
ASPも1つに依存するのではなく、様々なサービスを利用しましょう。
たくさん稼げるようになってきたら、アフィリエイトの手法(SEO対策や依存するサービス)も分散させていきましょう。
初めから全てを実行することはできないと思いますし、するべきでもありません。
まずは最初の一歩として、稼げるサイトを作ってみてください。
そこから可能性はどんどん広がっていきます。
サイトアフィリエイトで最も大切なのは分析することです。
自分が狙ったキーワードで上位表示されているサイトを徹底的に分析してください。
また、突き詰めればサイトアフィリエイトはSEO対策をどれだけ有効に行うかです。
SEO対策で有効な手法を得るためには情報収集と仮説検証が欠かせません。
長い道のりに感じるかもしれませんが、結果は裏切りません。
アフィリエイト初心者がすべきこと
長々と書いてきましたが、初心者がまずすべきことは以下の3つです。
- アフィリエイトに掛ける時間を確保する
- アフィリエイト・SEO対策に関する情報収集をする
- 実際にサイト作成をし、収集した情報(仮説)を検証する
自己管理を徹底してください。
「時間がない」=「自分の時間を管理する能力がない無能な自分」だと認識しましょう。
自分に厳しくね!
初心者はこれに100時間くらい掛けても良いです。
私がはじめてアフィリエイトに取り組んだ時は情報収集に1ヶ月くらい掛けました。
そのおかげもあり、サイトを作って最初の1ヶ月で万単位の報酬を得ることができました。
また、ネットなどで得た情報は「仮説」に過ぎません。
どこの誰だかわからない人が書いている情報を100%信じるのはやめましょう。
たくさんの「仮説」を集め、自分で情報を整理していきましょう。
私は、アフィリエイトやSEOに関するキーワードは片っ端から検索を掛けました。
「検索結果も少なくとも最初のページに表示されるサイトは全て目を通し、有益な情報やキーワードはまた検索をする」
といったことを繰り返しました。
これに1ヶ月くらいかかった訳ですね。
中には体系的にまとめられているサイトもあるでしょう。
しかし1つのサイトで満足してはいけません。
特に特定の情報商材やツールを勧めているサイトに関しては信用度を低くしながら見ていきました。
どれだけ有益な情報を集めてもそれを実行に移さなければ何の意味もありません。
実行に移さなければ今まで情報収集に掛けた時間は全て無駄になってしまいます。
そんなもったいないことをすることなく、必ず実行に移してください。
集めた情報はまだ「仮説」に過ぎません。
実行に移し、そこから結果を得ることによって、有効な手法かどうか、有益な情報かどうかを初めて判断できます。
この仮説検証を繰り返していくことは初心者だけでなく、アフィリエイトで報酬を得続ける上でとても重要です。
もちろん、どうしても自分でできないのであれば、アフィリエイト仲間を作るなどして有効な手法を教えてもらうのも良いでしょう。
自分の過去の経験から稼げるまでの期間をある程度推定できる
これからアフィリエイトを始めるという初心者に向けた内容です。
アフィリエイト1年目の収入金額のデータをもう一度見てみましょう。
上位15.3%→10~100万
残りの84%→月収10万未満
上位の0.6%は投入時間でゴリ押ししたか特定の有効な手法を誰かに教えてもらったかどちらかでしょうね。
この0.6%という数字を見ると、何らかの情報商材の手法で月収100万円を達成したとはあまり考えられません。
そのように販売されている手法で月収100万円に到達するのだとしたらもっと%が大きくなるはずです。
さて、自分が過去に何かに取り組んだ時、1年で上位何%に食い込めたかで大雑把にどのくらいでどの程度の結果が出るか推定してみましょう。
たとえば受験勉強をしていて偏差値60程度であれば上位15.8%程度です。
アフィリエイト一年目で言えば、月収10~100万円程度いけますね。
スポーツでもそれなりの大会でそれなりの結果を残している人であれば上位数%に入るでしょう。
もしそのようなある程度の成功体験がある人はその時どのように取り組んでいたかを思い出してみてください。
同じような投入時間や取り組みをアフィリエイトにも行えば似たような結果が得られるはずです。
そういった経験で得た継続する力や努力する力、結果を出す力はアフィリエイトでもプラスになります。
もちろんそのような経験がない人もいるでしょう。
そういう人はとにかく投入時間を増やしてゴリ押ししてください。
たとえば勉強でもスポーツでも結果を出す人はとにかく投入時間が多いことが分かっています。
「たくさん勉強したからいい大学に受かる」
「たくさん練習したからプロスポーツ選手になれる」
当たり前のことですね。
才能なんて上位1%になってから考えればいいことです。
上位1%まではゴリ押しでいけますよ。
出典https://www.youtube.com/watch?v=ZG07Y-fVXpA
はじめまして。
私がアフィリエイトをやろうと思った際にこのサイトをはじめ参考にさせて頂きました。
分かりやすく解説頂き、ありがとうございます。
私はアフィリエイトの情報収集の後、いきなりライティングを外注しました。
エンジニアというのもあり、修正、リライトは得意なのですが、0から1をする作業、文章を書いたり、プログラムを作るのもそうですが、苦手で精神的な負荷がかかるのでお金を出して外注しました。これがどうなるかは分かりませんが…
今後、仮説、検証、振り返りをしていこうと思います。このようなサイトを作ってくださりありがとうございます。