メルマガアフィリエイトやサイト運営を行う上での情報発信の強力な武器の一つとしてメールマガジンがあります。
このページでは無料有料メルマガスタンドの比較から、初心者がメルマガスタンドを使う上で必要になる知識や具体的導入方法を解説します。
スタンド | メール | ||||
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無料 | |||||
メール | |||||
管理 | |||||
到達率 | サーバ | サーバ | サーバ | サーバ | サーバ |
有無 | |||||
上限件数 | |||||
オレンジメール | まぐまぐ | インフォマグ |
先に結論を述べると、メルマガスタンドはビジネスユースであるならアスメルかワイメールを使ったほうが良いと思います。
個人でサイト運営をしていたり、初めてメルマガスタンドを使うのであれば、オレンジメールの無料サービスを使ってメルマガスタンドの使い方の感覚を掴み、その後有料メルマガスタンドに移ったほうが良いです。
無料のメルマガスタンドと有料のメルマガスタンドでは機能面やその他分析面で大きな違いがあります。
詳しくはリンク先を見れば書いてありますが、ページ下部でも簡単に説明します。
もくじ(見出しのまとめ)
メルマガスタンド比較のポイント
メルマガスタンドを比較する際にポイントとなる違いについて知っておきましょう。
- 無料か有料か
- ステップメールができるか
- 代理登録ができるか
- 自動登録ができるか
- リスト管理ができるか
- 登録に審査が必要か
- メール到達率
- 差し込み機能
それぞれについて詳しく解説します。
また、メルマガの用途によっても選び方が少し変わってきます。
単にサイトへのリピート率を増やしたい場合と、メルマガアフィリエイトで積極的に稼ぎたい場合とでは、上記のそれぞれの点で必要になる機能などが違います。
これについても説明します。
無料か有料か
ここが気になっている人が多いと思います。
無料のサービスもあれば、有料のサービスもあります。
最初は無料のメルマガスタンドを使い、読者数が増えてきたら有料に移るというのも一つの手ですが、無料メルマガスタンドの中にはリスト管理ができず、他のメルマガスタンドにリストを移行させることが非常に困難な場合もあります。
どちらを選ぶかは、自分の用途やメルマガを配信する読者の属性によって決めると良いと思います。
ステップメールができるか
ステップメールとは、
「予め決めた順序・周期で自動でメールを送信する機能」
です。
そのメールをメルマガ登録者にどういった順序でどのくらいの期間を挟んで送信するのか決めることができます。
1通目は登録後すぐに「ご挨拶」
2通目は1通目から3日後に「雑談」
3通目は2通目から2日後に「お得情報」
など自分で設定して自動化することができます。
どういった目的でメルマガをやる場合でも、このステップメール機能はあった方が良いと思います。
ステップメールの具体的なテクニックについては後日記事を書くかもしれません。
うまく使うことで大きく収益化できます。
ただし、読者にステップメールであることを把握されるとメルマガ解除の原因になるかもしれません。
そのため、適時性が求められる具体的な内容は避け、普遍性のある抽象的な内容をステップメールに用意しておくと良いと思います。
代理登録かできるメルマガスタンドか
これは、レポートスタンドを使っている場合に必要になります。
レポートスタンドで得たリストを自分でメルマガスタンドに登録することを代理登録といいます。
レポートスタンドなどで手に入れたリストを自分でメルマガスタンドに登録する作業がある
レポートスタンドで自分のレポートがダウンロードされた時に自動で自分のメルマガスタンドに登録される
※レポートスタンドとメルマガスタンドが連携(または同一)の必要があります
代理登録をする場合には自分でリストを登録するため、メルマガスタンドによってはリストの審査がある場合があります。
また、代理登録自体悪用されることもあるため、代理登録機能自体を提供していないメルマガスタンドもあります。
メルマガアフィリエイトをやるのであれば代理登録機能があった方が良いでしょう。
自動登録ができるメルマガスタンドか
これも、レポートスタンドを使っている場合のお話です。
自動登録もメルマガスタンドによってできるかできないか変わります。
メルマガアフィリエイトをやるのであれば自動登録機能があった方が良いでしょう。
リスト管理ができるか
リストというのは、自分がレポートスタンドなどで獲得した読者のメールアドレスのことです。
このリストを自分で管理できないと万が一メルマガスタンドがサービス終了した場合にせっかく獲得したリストを失ってしまいます。
リスト管理ができるのであれば、自分で読者のメールアドレスを見ることができ、メルマガスタンドを移行する際などに非常に役立ちます。
メルマガアフィリエイトに限らず、自身のサイトの更新情報などを配信するだけのメルマガだったとしてもリスト管理機能はあった方がよいです。
「メルマガはリストが命!」なので、リストを失えば絶命したも同然です。
登録に審査が必要か
登録時に審査があるメルマガスタンドもあります。
審査があるメルマガスタンドの方が迷惑メールに分類されにくいと思います。
審査がないメルマガスタンドだと、
どんなメルマガでも登録できる分、
そのメールサーバーが迷惑メールとして扱われてしまう可能性が大きくなるからです。
メール到達率
これは、自分のメルマガが相手の迷惑メールフォルダに分類されづらくするために気にしましょう。
基本的にメルマガスタンドが使用しているメールサーバーに依る部分が大きいです。
例えば、そのメールサーバーから迷惑メールと判断されるメールが多く送信されているなら、そのメールサーバーを使っているメルマガスタンドのメルマガは全て迷惑メール扱いになってしまうこともあり得ます。
同じメルマガスタンドを使っている他のメルマガ発行者が迷惑メール送信者ばかりだとしたら自分にとっても不利益になり得るということです。
そこでポイントになってくるのが上で書いた登録時の審査です。
登録時に悪質なメルマガ発行者を弾いていればある程度は迷惑メールに分類されずらいメールサーバーになっていると言えると思います。
また、大抵の場合有料のメルマガスタンドの方が迷惑メールに振り分けられづらいです。
メールの内容によっても迷惑メールに振り分けられてしまう場合もあるので、発行するメルマガの内容にも気をつけましょう。
差し込み機能
差し込み機能とは、たとえば読者がメルマガ登録時にニックネームなどを登録した場合に、配信するメルマガにその名前をいれる機能のことです。
「おはようございます。○○さん!」
などの○○の部分に登録されたニックネームを自動で差し込むことができます。
これはあった方が良いと思います。
メルマガは、通常のサイトによる訪問者とのコミュニケーションとは異なります。
過去に書かれた記事内容を読者が読む
他の誰でも読むことができるオープンな領域
今現在届いたメールを読者が読む
登録者しか読むことのできないクローズな領域
つまり、読者からするとメルマガの方が
「特別感」
が強くなります。
逆に言えばこの点をより強調したメルマガの方が成果に繋がりやすいでしょう。
そしてこの「特別感」を演出する一つの手段として、差し込み機能を使います。
自分の名前を呼ばれると誰でも親近感が湧くものです。
「あぁこれ差し込み機能だな」と分かっている相手であってもです。
相手は無意識下に感じてしまうものです。
メルマガスタンド比較
それでは、各メルマガスタンドをもう少し詳しく見ていきましょう
【再掲載】
スタンド | メール | ||||
---|---|---|---|---|---|
無料 | |||||
メール | |||||
管理 | |||||
到達率 | サーバ | サーバ | サーバ | サーバ | サーバ |
有無 | |||||
上限件数 | |||||
オレンジメール | まぐまぐ | インフォマグ |
アスメル
- アスメルのポイント
- レポートスタンドのXamと連携している
レポートスタンドXamを使っている場合にはメルマガへの自動登録が可能 - 使いたい放題、無制限のステップメール
上限がないのは非常に大きいです。 - 月額費用3333円
その他初期費用として15750円が掛かりますが、それ以上の追加料金は一切ありません。
長くメルマガスタンドを使い、登録者数が増えたとしても追加料金がないため本格的にメルマガをやっていく上ではトータルでお得になります。 - 共用サーバなのでメール到達率には若干の不安
「登録審査なし」「共用サーバ」なのでこの点だけ少し気になります。 - 独自ドメインでの運用が可能
送信元メールアドレスを自分のサイトのドメインにすることができます。
申込時に設定が必要なので注意しましょう。
全体としてバランスのとれたメルマガスタンドだと思います。
レポートスタンドとの連携もあるので、メルマガへの自動登録もでき、メルマガアフィリエイトに向いています。
もちろん、代理登録もOK
自分の持っているcsv形式のリストをインポートできます。
以下の動画のようにマニュアルもあり、サポートにも不安がありません。
不安な人は「よくある質問」を読んでみると理解が深まると思います。
ワイメール
- とにかく豊富な60以上の機能
サイトの「機能一覧」を見るとわかりますが、機能が充実しています。
管理機能も非常に充実しています。 - 無料お試し期間がある
サービスに自信があることの裏返しで無料お試し期間が14日間用意されています。
「とりあえず使ってみて使いづらかったらやめる」という選択ができるのは嬉しいです。 - 仮想専用サーバにより到達率が高い
自分専用の仮想専用サーバを使えるので迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうリスクは非常に小さいです。
IPアドレスも専用のものが用意されています。 - 月額費用4980円
アスメルと比べるとやや高いですが、初期費用は10000円程度とアスメルより安くなっています。
アスメルと比べると迷うところだと思います。
ワイメールは機能が本当に細かく充実しており、また使いやすいのが特徴です。
特にメール到達率に関しては他のメルマガスタンドより遥かに高いのではないかと思います。
月額費用を優先するならアスメル
といったところでしょうか。
オレンジメール
- 100件までなら無料で使える
リストが100件以上になると有料になりますが、100件までなら無料なので「とりあえずメルマガスタンドがどんな感じなのか知りたい」という人にはオススメです。 - 代理登録ができる
無料メルマガスタンドでは珍しく代理登録ができます。
ただし、代理登録を使う時点で100件を超えてしまうでしょうからそれなら最初から有料のメルマガスタンドを使ったほうが良い気もします。 - 広告が表示されてしまう
無料で使っている間は広告がメールに添付されてしまいます。
自分の意図しない広告が表示されてしまうと読者のユーザビリティを損なうおそれがあります。 - リスト上限4万件
長期間メルマガスタンドを使っていくのであれば4万件は割りとすぐに超えてしまうかもしれません。
特に人気サイトなどを運営している場合には向きません。
トータルで考えると最初から有料のメルマガスタンドを使っていた方が安くなる可能性が高いです。
登録数が100件を超えると、件数ごとに月額費用が掛かります。
ただし、最初に述べたように「とりあえずメルマガスタンドの感覚を掴みたい」人ならアリだと思います。
有料プランは初期費用1万3000円程度、月額費用2500円程度からです。
件数が増えるごとに月額費用も増加していきます。
4万件以上の登録者数になると月額費用だけで20000円程度掛かります。
まぐまぐ
- 無料で使えるメルマガスタンド
無料なのでお気軽に使うことができます。 - 代理登録が有料でできる
代理登録をする場合、申請料3万円程度と月額費用1万円程度が掛かります。
審査落ちしても申請料は戻りません。
代理登録をするのであれば、最初から有料メルマガスタンドを使ったほうが良いです。 - 広告がすごく多い
広告の量はかなり多いです。
せっかくメールの内容が良くても読者が離れてしまうかもしれません。
無料で使えるのですが「登録審査」があります。
長期的に使っていくメルマガスタンドというイメージではなく、「とりあえず無料で始められるから使ってみるか」といった感じでしょうか。
また、獲得したリストを取り出すことができないので、まぐまぐから他のメルマガスタンドに移行することは基本的にできません。
ステップメールを使うことができないのもデメリットの一つです。
インフォマグ
- 無料で使えるメルマガスタンド
無料なのが最大のメリットです。 - 自動登録が可能
レポートスタンドXam、メルぞう、無料情報ドットコムと連携しています。
協賛メルマガも使うことができます。 - リスト管理・代理登録ができない
自動登録ができるのは良いのですが、そのリストを取り出すことができません。
自動登録や協賛メルマガが無料で使えるのがメリットなのですが、リストを取り出せないのであまり意味がありません。
また、インフォマグは情報商材ASPのインフォカートが運営しています。
「ずっとメルマガスタンドを移行することは絶対ない!」というのであれば良いと思います。
メルマガアフィリエイトには向いているメルマガスタンドですが、ものすごく迷惑メールに振り分けられます。
長期的にメルマガアフィリエイトをするのであれば最初から有料のメルマガスタンドを使ったほうが良いと思います。
まとめ
細かく比較していくと、
最終的に「タダより高いものはない」状態になると思います。
ビジネスユースであるなら広告が入ってしまう無料のメルマガスタンドは選択肢にすら入りません。
個人でサイト運営している場合には、メルマガスタンドの月額費用くらいサイト自体の収益からペイできないと難しいかもしれません。
メルマガを始める前にサイト自体の収益性向上を考えたほうが良いと思います。
メルマガアフィリエイトを単独で始める場合にも、リストを取り出せないメルマガスタンドは避けたほうがよいでしょう。
「メルマガはリストが命!」です。
アスメルとワイメールで迷うところですが、現状、私ならワイメールを使います。
(条件や機能が変われば結論も変わるので「現状」と書いています)
サイト自体の体裁が見やすいのと、機能が豊富なのと、専用サーバがあるのが大きいです。
メール到達率が高ければ、月額費用の差額はすぐにペイできます。