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お薬代を節約する方法-調剤報酬から考えてみよう

薬代も病院での料金計算と同様に点数に基いて計算されています。

大きく分けて

調剤技術料+薬学管理料+薬剤料+特定保険医療材料

で計算されます。

自身の保険内容によって1~3割負担になります。

細かい点数も公表されています。

わかりづらいでしょうから、それぞれ節約できるポイントがあるので解説します。

点数は低ければ低いほど節約になります。

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調剤基本料の節約ポイント

調剤基本料は薬局によって変わります。

薬局は大きく分けて、

  • 院内薬局
  • 門前薬局
  • かかりつけ薬局
  • に分けられます。

    院内薬局は病院内にあるものです。
    門前薬局は病院のすぐ近くの外にあるものです。
    かかりつけ薬局は上記以外の街中にあるものです。

    簡単に言ってしまえば、院内薬局が一番安くなります

    院内薬局80円<門前薬局250円<かかりつけ薬局410円
    の順です。

    また、処方箋料・処方料も院内の方が安くなっています。

    国が医薬分業を推し進めるため、院外の薬局の報酬を高くしているためです。医薬分業には、医師と薬剤師をそれぞれ独立させ、相互チェック機能を働かせることで患者を保護する目的があります。別の見方をすれば医師と薬剤師の利権争いにもなっています

    できるだけ病院に近い薬局を利用するのが一番調剤基本料を抑えられます。

    規模が大きく集中率が高い薬局の方が安いです。

    また、ジェネリック医薬品がある場合はジェネリック医薬品を使ったほうが安くなります

    調剤料の節約ポイント

    調剤料の節約ポイントは、時間外加算と夜間休日等加算を節約することです。

    病院でもそうですが、薬局でも時間外と夜間・休日は料金が高くなります。

    時間外加算は調剤基本料を含めた調剤技術料の100分の100、休日加算は100分の140、深夜加算は100分の200です。

    これらの加算は重複して算定できませんが、それぞれ2倍、2.4倍、3倍になってる点に注意です。

    だいたい午前8時前と午後6時以降は高くなると覚えておきましょう。

    利用者としてできることは、平日9時~17時に薬局を利用するしかありません。

    その他の調剤料を節約する方法は、必要以上の薬をもらわないということです。

    よく薬が余る場合には、医師が処方箋を出す前に、予め医師に伝えましょう。

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    薬剤管理料の節約ポイント

    2016年4月から、お薬手帳を持って行った方が安くなります。

    実はそれまでは、お薬手帳を持って行かないほうが管理指導料が3割負担計算で20円ほど安くなっていました。

    2016年3月まで
    お薬手帳持参:410円
    お薬手帳なし:340円

    しかし現在では、お薬手帳を持って行った方が安くなります。

    2016年4月から
    お薬手帳持参:380円
    お薬手帳なし:500円

    トータルで値上げしているところが気になりますが、今後はお薬手帳をしっかり持参しましょう。

    また、これらは「かかりつけ薬局に6ヶ月以内に再来局」した場合の話です。

    総合的に見ると、お薬手帳を持ってかかりつけ薬局を使うより、院内薬局を使ったほうが調剤報酬点数は低く抑えられる場合が多いでしょう。

     
    細かい点では、服薬情報等提供料・外来服薬支援料という管理料が月に1回まで発生します。

    また、処方箋受付1回につき、かかりつけ薬剤師指導料・包括管理料というのが発生します。

    これらは

    「毎回同じ薬局を使う」
    「同じ月にまとめて薬局に行く」
    「医師に処方箋をまとめてもらう」

    などで節約することができるでしょう。

    同じ月にまとめて薬局に行く場合は処方箋の有効期限に注意しましょう

    薬剤料・特定保険医療材料量の節約

    これはおそらくできないと思います。

    結局何をすればいいのか

    いくつか出てきたのでポイントを整理します。

    • できるだけ院内薬局を使う
    • ジェネリック医薬品を使う
    • 平日9時~17時に薬局に行く
    • 毎回同じ薬局を使う
    • 同じ月にまとめて薬局に行く
    • かかりつけ薬局(町の薬局)に6ヶ月以内に再来局する場合はお薬手帳を持参する

    院内薬局を使ったほうが良いですが、院内薬局は大抵の場合大病院にあるので、調剤費は抑えられても医療費が膨らむ可能性がある点に注意してください。

    総合的にどちらがお得になるかは個々人の事情によって異なります。

    大切なのは「命・健康を最優先する」ということです。

    小銭を節約するために健康を害しては元も子もありません。

     
    それとは別に、国民として、医療報酬や調剤報酬は監視の目で見ていきましょう。

    健康保険があるため、個々人の負担は小さくなっています。

    「自分の負担は小さいから気にしていない」人も多いでしょう。

    実際には多くの税金が投入されています。

    知らず知らずのうちに、しれ~っと値上げしていたり、点数構造をわかりづらくしながら実質値上げをしていることもあり得ます。

    当事者意識を持ちながらついでに節約していきましょう!

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