節約をする上でやってはいけないこと、やるべきことを解説します。
節約といっても何でも削ればいいわけではありません。
また、基本的な考え方を間違ってしまうと最終的に損をしている場合もあるので注意が必要です。
もくじ(見出しのまとめ)
節約において重要なのはコスパ!
節約におけるコストパフォーマンスとはいったいなんでしょうか?
簡単に説明します。
節約におけるパフォーマンスとは「節約金額」のこと
どれだけ節約金額が大きくても膨大な時間がかかってしまうのでは意味がありません。
また、まったく時間が掛からなかったとしても節約金額が小さければ意味がありません。
時間がかかる上に節約金額が小さい節約術は最悪です。
例を見てみましょう。
A子は毎日水道代の節約のために洗濯機で洗濯をする際にお風呂の残り湯を使っています。
毎日お風呂からお湯を移す作業に10分掛かります。
これによって毎月500円の水道代が節約できます。
さてこの節約方法は良い節約法でしょうか?
1年間に換算して計算してみましょう
1年間の節約金額=月500円✕12ヶ月=6000円
つまり、この節約法は
6000円÷60時間=100円/時
の節約術ということです。
時給100円の仕事をしているのと同じです。
例えば東京では最低時給900円程度です。
ということは、この節約術をするくらいならパートやアルバイトをした方がマシだと言うことですね。
このように具体的に計算してみるとやるべき節約術が見えてきます。
ただし、このように計算する際に注意点がいくつかあります。
節約のコスパを計算するときの注意点
自分の時給を考えてみる
「その時間もし働いたらいくら稼げるか?」を考える時は実際に実現可能な自分の時給を考えてみましょう。
近所の求人情報などを見て、だいたいどのくらいの時給が相場なのかをチェックしてみます。
地域によって、また職種によって大きく異なるので自分が実現可能な時給をチェックしてみましょう。
実質的に必要な時間を考えてみる
働きに出る場合には移動時間など実質的に必要になる時間を考えましょう。
往復の移動時間や準備時間・休憩時間などを入れると一日に2時間程度は必要になるかもしれません。
たとえば時給900円で週に3回パートにでるとしましょう。移動時間等には毎回2時間必要だとします。
この場合には以下のように計算します。
掛かる時間=(働く時間3時間+移動時間等2時間)✕週3回✕月4週✕12ヶ月=720時間
388000円÷720時間≒539円/時
となり、この方法では実質時給539円稼いでいることになります。
パートやアルバイトの場合、たいてい500~1000円の範囲に収まります。
自宅でできる仕事がないかを考えてみる
働けない事情(育児や疾病など)がある場合には、自宅でできる仕事がないかを考えてみるのもよいでしょう。
これについては当サイト内にも様々な方法を載せているので是非参考にしてみてください。
(ポイントサイトやアフィリエイトなど)
この場合には移動時間や準備時間が基本的に掛からないので、人によってはパートやアルバイトに出るよりも稼ぐことができます。
自宅でも外でも働けない場合
何らかの事情でまったく稼ぐことができないのであれば、時給と比較することにあまり意味はありません。
ただし、将来稼ぐことができるのであれば、将来の時給アップに備えて勉強等しておくのも一つの手です。
目先の節約に目を取られ、スキルアップや勉強をしてないと後々の大きな収入アップの機会を逃してしまうかもしれません。
しかし、もし将来に渡っても全く稼ぐことができない事情があるのであれば、
とにかくどれだけ時間が掛かろうが1円でも節約できる方法を実践しましょう。
お金と時間の関係についてはお金と時間はトレードオフではない!説明しているので是非参考にしてみてください。
重要な事は、人によってそれぞれ実質時給が異なるので、
自分の状況に応じて有効な節約方法は異なるということです。
コスパの優れた節約方法とは?
それでは実際に節約のコスパが良いのはどんな節約術でしょうか?
これを見分けるのは実は簡単です。
契約内容で変わるランニングコストを見なおそう!
ランニングコストというのは、生活していてどうしても毎月発生してしまうコストのことです。
具体的には、通信費、水道光熱費、家賃、食費などがこれに当たります。
通信費
通信費はめちゃめちゃ節約できます!
また節約のコスパも非常に良いので是非見直しましょう。
具体的には、インターネット回線料金、プロバイダ料金、固定電話料金、携帯料金は何も対策をしていない人なら年間で数万円以上の節約が可能です。
多くの人が不要なオプションを付けて毎月数千円も無駄に支払っています。
これについてはしっかり節約しておきたいところなのでそれぞれ別のページでガッツリ説明します。
携帯料金
携帯料金は乗り換えるだけで年間数万円ほど節約できる非常にコスパがいい節約法です。
具体的には以下のページで詳しく解説しているので是非ご覧ください。
ネット回線・プロバイダ
たとえば、月額530円からのフレッツ光、BB.exciteなどにプロバイダを乗り換えると月額500円程度にプロバイダ料金を抑えることができます。
具体的な乗り換え方や基本知識についてはカテゴリは違いますがこちらのページを参考にしてください。
固定電話
これについてもいらないオプションを解約することで月額数千円安くなることがあります。
特にひかり電話を使用している場合、多くの人は契約時に必要のないオプションを付けてそのまま忘れて放置しています。
家賃
賃貸の場合、引っ越しができる人は家賃の見直しは非常に節約のコスパが良いです。
今現在、「使ってない部屋・駐車場がある」「隣人に不満がある」「管理費が高い」など何かしら不満がある場合には思い切って引っ越しをした方が良いでしょう。
使っていない部屋がある場合、その部屋の分まで家賃を支払っているのはもったいないです。
また使ってない部屋・駐車場を収益化する方法もあるので参考にしてみてください。
電気料金
意外と知らない人もいますが、電力プランは変更できます。
朝と夜しか使わないサラリーマン用のプランであったり、夜間に多く使うオール電化用のプランなど様々です。
自分が契約している電力会社のホームページを見てみましょう。
たとえば以下のページで見ることができます。
現在既に自分の環境に合った電力プランに最適化しているのであれば、電力自由化によって参入した他の企業に移ったとしてもさほど料金は変わりません。
電力プランを最適化したら後はもう各家電を省エネ設定にするくらいしか電気料金を節約することはできません。
※各家電を購入してから10年以上経っている場合には、最新の家電に買い換えたほうがお得な場合が多いです。
水道料金
これについてはプランが複数あるわけでもなく、また電力自由化のように複数の企業から選べる訳ではないのであまりできることはありません。
日々の使用料を減らす意識を持つことくらいしかできません。
また、節約におけるコスパもあまりよくないので熱心に節約する必要はないでしょう。
食費
外食代は節約のコスパが良いので見直すとよいでしょう。
一方で、自炊に掛かる食費は節約してはいけません!
健康な心身は、健康な食事から作られます。
必要以上に食べてしまっているのでなければ、食費を削るのは一番最後にしましょう。